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9番地 rue d'Antinの住人
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赤灯街外伝(その1)

【2005/10/14 08:33】

19世紀後半の欧州。
パリじゃない。
イタリアでもない。

プラハとかブダペシュト・・・あの辺り。

俺は吸い込まれるようによくある娼館の一つに入っていく。


平日だったのだろうか、暇そうで女たちがたくさんいる。

でもよくみるとここは女と一口に言っても・・・
きれいなのから細いのからふといのから、少女から年とったのから、いろいろな国籍や国籍の不明なのから。

性別不明なのから明らかに女装しているのから、
五体満足じゃないものから・・・

『見世物小屋より凄い!』


当然のように男もいる。

用心棒や雑用がかりじゃなくて・・・


おもわず一人を選ぶ事ができなくて少し奥のテーブルで飲む事になる。別に酒を飲みたい訳じゃあ無かったのだがなぜか観察したかった。

売り込みなのかサービスなのかまとわりつく女二人。

適当に若くて適度に美人。悪くはないがどちらかと落ち着く気にもなれない。

彼女達を適当にあしらいながらもう少し廻りを観察してみる。
ふと気がつけば自分が観察されている。

俺をまっすぐ見つめているのはどう考えても「現役の女性」だがもしかしたらここを仕切っているのかもしれないと思わせる格を感じさせる女。軽く目で挨拶をかわす。
これだけの「品揃え」に敬意を表した。

まだ肩幅の狭い細身の青年やこれまた適度に上品そうな男たちが普通の存在である娼婦を妙に引き立てていると認めざるを得ない。でも,彼らは俺の存在にまるで気がつかないようだ。

全く注意を払わず廻りの女と談笑しているものもあれば椅子に体を沈めて何か吸っているものもいる。カードを一人でもてあそんでいるものいる。


この男たちは何者なのだ?

勿論答えは明らかなのだけどなぜ普通の娼館にいるのか。
なぜここにたどり着いたのだろう・・・と。

**

その中で一人の女に目がとまる。とても綺麗だし若い。でも先ほどから彼女は歩き回ったりしていない。自分の気を引くためにさりげなくテーブルの前をほとんど全員が入れ替わり通り過ぎたのに,彼女だけその場から身動きもせず座ったままだった。

「彼女にする・・・」
手振りで女主人に合図をおくる。

ほとんどそれと同時に隣にいた若い男が彼女を椅子から掬い上げる。長いドレスでもわかる。

彼女は両足とも膝から下が切断されているようだった。

気がつくとその青年と女の顔立ちが似ている。二人とも同じ焦げ茶色のウエーブの髪。細いあご。・・・

血がつながっているのだろうかと・・・
そっちの方が気になってしまう自分に気がつく。


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テーマ=歴史・時代物アダルト - ジャンル=小説・文学

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